「手描きこそ本物」と信じていた私が、デジタルに転向して後悔ゼロな理由。

イラストを描く人なら一度は感じるかもしれない、デジタルツールへの複雑な感情。これは「やり直しが何度でも効くなんてズルい」と思っていた5年前の私が、今ではプロクリエイトなしでは描けなくなってしまう…までのお話でございます。

手描きへのこだわりを手放した、その先にあったもの

今でこそ毎日のようにプロクリエイトでイラストを描いていますが、5年ほど前まではわたしもアクリル絵の具を使った手描きのイラストのみでしたし、デジタルなんて認めない。手描きこそが本物のイラストレーションだ! って思っていました。

ですが思えばそれはなんとも負の固定概念。手描きにこだわる自分自身の自己満足でしかなかった。自分がそうしたかっただけ。そう思っていたいだけだった。

もう少し深掘りすると、わたしがそこまで手描きにこだわっていた背景には、「時間をかけて、じっくり描いた作品こそ価値がある」という感覚があったんだと思います。一発勝負で仕上げた絵には、緊張感と勢いがある。それがイラストの魅力だと信じていました。だから「間違えたら戻せる」デジタルには、どこかフェアじゃないイメージを重ねていたんですよね。

見る人にとったらデジタルであっても手描きであってもステキな絵であればどちらでもいい。それらは特に重要ではないということに気づいていなかった。


↑アクリル絵の具での手描きイラスト

↑プロクリエイト(デジタル)


全然違うじゃん!…とはならなりませんよね。

もちろん見る側にもこだわりを持って見られる場合もありますし、今でも手描きのイラストから感じるエネルギーはものすごく強い。
という思いは確かにあります。



あなたは手描き派?デジタル派?

ちなみにあなたは手描き派?それともデジタル派? どちらもやるよ! という方もいるかな。もしよければコメントで教えてください。

わたしが本格的にデジタルに移行したきっかけは、当時のクライアントさんからの「修正お願いできますか?」の一言でした。手描きで仕上げた納品後のイラストへの修正依頼。あの時の絶望感は…でも忘れられない…(遠目)
「これ…一から描き直し?」という状況になってはじめてデジタルイラストを意識しました。

デジタルはやり直しがいくらでも効く。という便利さが手描きにこだわっていた頃のマイナスイメージの理由でしたが、今ではそれが一番頼れる部分(笑)というか、ないと困る(笑)

5年前のわたしのようにデジタルをなかなか認められないクリエイターの方に一度は経験してもらいたい。やり直しが効く沼(笑)。

おそらく3日経験すると今後は手描きに戻れなくなるかもしれない恐怖に襲われることになるかもしれない…かもしれないだらけ(笑)

プロクリエイト、使い始めた最初の感想は?

実際にプロクリエイトを使い始めた方、最初はどんな感想でしたか?「もっと早く使えばよかった!」「やっぱり手描きの方が好き」…どっちの声もめちゃくちゃ気になります。ぜひコメントで聞かせてください!

あと、デジタルのもうひとつの大きなメリットとして「描き始めのハードルが下がる」ことも伝えたい。手描きだと、画材を出して、キャンバスを準備して、気持ちを整えて…という工程が必要で、これが意外と「まあ今日はいいか」の原因になりがち。でもデジタルなら、iPadを開いてアプリを起動するだけ。その手軽さだけで、描く頻度が格段に上がりました。

描き始めのエンジンをかける時に必要なマインドのハードルをデジタルは90%くらい下げてくれますよ。


まずは3日間だけ試してみて!

この記事を読んで「ちょっと試してみようかな」と思ってくれたなら、ぜひ3日だけ! 騙されたと思って使ってみてください。そしてどうだったか、コメントで報告してくれると嬉しいです。 

まとめ

「デジタルはズルい」という気持ち、実はすごくよくわかります。でもそのこだわりって、見る人のためではなく、自分自身の思い込みだったりする。

手描きの温かさやエネルギーは本物だし、これからも大切にしていきたい。でも「デジタルを使う=手を抜く」ではなくて、「より自由に、より楽しく描くための選択肢が増えた」と今は思っています。

道具はあくまで道具。大切なのは、描き続けること。伝えること。

まだデジタルに踏み出せていない方、まずは一歩だけ。その一歩が、きっとイラストライフを変えてくれますよ。